現場監視カメラから、毎日タイムラプスを自動生成
「現場の進捗を、離れた場所からもっと手軽に把握したい」──建設・製造の現場で共通するこの課題に、監視カメラの映像を毎日タイムラプス動画へ自動変換する仕組みで応えました。現場の録画機を外部に公開せず、暗号化されたVPNトンネル経由で安全に映像を扱う設計を軸に、長時間の映像を1日数十秒に凝縮して現場の変化をひと目で追える形にしたPoC開発事例です。
よくある課題
現場の進捗確認は、担当者が現地に足を運ぶか、大量の監視カメラ映像を目視で追うしかありません。記録用に長時間の映像を残しても、そのままでは誰も見返さない。さらに現場の録画機はローカルネットワーク内に閉じているため、遠隔から映像を扱うこと自体にもハードルがありました。
取り組み
全 4 ステップ
- 01
録画機を外部に晒さず、VPNで安全に接続
監視カメラの録画機をインターネットに公開するのは、不正アクセスのリスクが大きく現実的ではありません。そこで録画機はローカルネットワーク内に閉じたまま、暗号化されたVPNトンネルを通じてAWSと接続。企業のファイアウォール環境でも通りやすい通信経路を選び、管理用の接続は特定の場所からのみ許可するなど、必要な映像だけを安全に取り込む構成にしました。
- 02
安定して動く方式を、検証しながら選ぶ
当初はブラウザを自動操作して映像を取得する方式を試しましたが、動作が重く不安定でした。検証の結果、録画機が持つ通信の仕組みを直接使う方式へ切り替え、軽量で壊れにくい取得処理を実現しました。
- 03
生成処理を数十分から数秒へ高速化
当初1本あたり1〜2時間かかっていた映像処理を、処理方式の見直しで数秒まで短縮。見たい再生時間を指定すれば速度を自動計算し、複数日・複数カメラの映像も1本にまとめられる設計にしました。
- 04
AWS上で毎日自動実行・拡張も見据える
毎日決まった時刻にAWS上で自動でタイムラプスを生成し、Webダッシュボードで確認できる仕組みに。将来的に現場(カメラ)が増えても対応できるよう、最大20台規模までの拡張を見据えた構成としました。
成果
- 録画機を外部に公開せず、VPN経由で安全に映像を扱う仕組みを構築
- PoCとして、実際に毎日動く仕組みまで実装
- 現場に足を運ばずに、日々の進捗を短い動画で確認できる状態に
- 1〜2時間かかっていた映像処理を数秒に短縮し、毎日の自動運用を実現
こんな企業におすすめです
「現場の状況を遠隔で把握したい」「監視カメラ映像を活かしきれていない」「新しい技術をまず小さく試したい」──建設・製造・インフラなど、現場を持つ企業におすすめの取り組みです。
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