稼働中の宿泊予約プラットフォームを、止めずにAWS基盤ごと刷新
この案件は、前任の開発会社が事情により継続できなくなり、途中から引き継いだプロジェクトでした。稼働中の宿泊予約プラットフォームを止めるわけにはいかない。そんな状況から、サービスを動かしたまま土台をモダンな技術基盤へ作り替え、さらに集客まで設計して継続的に育てている伴走事例です。
よくある課題
「頼んでいた開発会社が、続けられなくなった」。これは多くの経営者にとって、他人事ではありません。中身を一番分かっている担当が離れ、引き継ぎ資料も十分でないなか、サービスは止められない──。加えて機能追加を重ねたシステムは土台が古く、少しの改修でも影響範囲が読めない。作り直したいけれど日々予約が入るため踏み切れない。この案件は、まさにその状況からのスタートでした。
取り組み
全 7 ステップ
- 01
止まっていた開発を引き継ぎ、まず現状を読み解く
前任の開発会社が離れ、詳しい経緯が分からない状態から、開発・保守を引き継ぎました。まずは既存のコードとインフラを丁寧に調査し、「今どう動いているのか」を可視化。憶測で触るのではなく、事実を確かめてから手を入れることで、稼働を止めずに開発体制を立て直しました。
- 02
サービスを止めずに、土台から作り替える
現行サービスを動かしたまま、新しいAWS環境を並行して構築。利用者に影響を出さずに、保守しやすいモダンな技術基盤へ段階的に切り替えていく進め方をとりました。
- 03
ユーザー向け・管理向けを分けて、壊れにくく
利用者が使う画面と、施設オーナー・運営が使う管理画面を分離。片方の変更がもう片方に影響しにくい構成にし、改修のたびに全体が不安定になる状態から脱しました。
- 04
インフラを「コード」で管理する(属人化の解消)
サーバーやネットワークの構成を手作業ではなくコードで定義。誰が見ても構成が分かり、同じ環境を安全に再現・変更できる状態にしました。担当者しか分からない“職人芸”の運用から卒業します。
- 05
品質を守る仕組みを標準装備
ローカル開発環境・自動テスト・監視とアラートを整備。リリースのたびに手作業で祈るのではなく、問題を早期に検知できる開発・運用体制を敷きました。
- 06
「予約できる」だけでなく「集客できる」設計へ
目的(BBQ・ペット可・サウナ・温泉など)で探せる検索、検索エンジンに評価されるサイト構造、表示速度の改善までを一体で設計。予約機能にとどまらず、お客様が“見つけてもらえる”サイトに育てています。
- 07
月次で改善を回す、継続的な伴走
一度作って終わりではなく、毎月の定例で優先順位を決めながら改善を継続。事業の成長にあわせてサービスを育て続けるパートナーとして並走しています。
成果
- 前任からの引き継ぎを、サービスを止めずに完了
- モダンな技術基盤へ刷新し、以降の改修をしやすい状態に
- インフラをコード化し、属人化していた運用を再現可能な状態に
- 開発環境・自動テスト・監視を整備し、安心してリリースできる開発体制を実現
- 検索・表示速度まで設計し、「集客できる予約サイト」として継続的に改善が回る状態に
こんな企業におすすめです
「頼んでいた開発会社が続けられなくなり、宙に浮いてしまった」「古くなったシステムを、稼働を止めずに刷新したい」「担当者依存の運用から抜け出したい」──引き継ぎ手のいない開発案件や、動いているWebサービスをリスクを抑えて立て直したい事業者におすすめの取り組みです。
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